解体工事で発生する建設廃棄物を自社でリサイクル
解体工事等の現場では、コンクリートやレンガなどの建設副産物が発生します。その中には、そのまま原料となるものや、原材料として利用可能なものなど、リサイクルして、繰り返し再利用できるものも含まれています。
毎年発生する膨大な量の再生資源と廃棄物の適正な対応と処理が求められていますが、廃棄物のリサイクルには通常、大規模な設備や労働力が必要です。
ところが、MBクラッシャーのアタッチメントを活用することで、コストを低く抑えつつ、シンプルな方法で廃棄物をリサイクルすることが可能です。
解体工事で発生する建設廃棄物をリサイクル
日立のEX750にバケットクラッシャーBF135.8を取り付けて、解体工事で発生したコンクリート塊を破砕したお客様の事例です。
使用したのは、自社の油圧ショベルとMBバケットクラッシャーのみ。廃コンクリートを中間処理場に持ち込むことなく、現場内で破砕することにより再生骨材を生み出し、廃材の再資源化に成功しました。
適切なアタッチメントで廃材をリサイクル
鉄筋コンクリートは、適正にリサイクルすれば、繰り返し再利用可能な再生資源です。
しかし、適切に分別・破砕処理しなければ、処理コストが大きな負担となります。
そこで、役に立つのがMBクラッシャーのアタッチメント式破砕機です。こちらの現場では、バケットクラッシャーBF90.3を建機に取り付けて、現場内で有筋コンクリートのガラを破砕することで、コンクリートと鉄筋を同時に回収・リサイクルしました。
廃棄物から、価値のある再生資材を生み出す
レンガのガラが山積みになり、自社ヤードの容量限界に近づいていたお客様の事例です。ガラを中間処理場に運搬することも検討しましたが、運搬・処理には大きなコストがかかるため、最終的にガラをリサイクルすることにしました。
そこで、MBのバケットクラッシャーBF120.4を導入し、自社保有の油圧ショベルに取り付け、現場内リサイクルシステムを生み出しました*。再利用の用途に適ったサイズに破砕したレンガのガラは、後日別の工事で再利用しました。
*廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。