往来が激しい現場でどう働く?
解体工事、改修工事、建設工事など、港湾や空港における工事は、船や飛行機の運航および港・空港の運用と影響し合います。終日ひっきりなしに発着があり往来が激しく、膨大な量の発生材の管理が必要な現場であるため、多くの制約を受けます。しかし、このような課題も
- スピーディーに
- その場で
- 追加コストなしで
解決できます。どうやって?MBクラッシャーのアタッチメントを活用することで、往来が激しい現場のニーズに対応し、港湾や空港における工事をスピーディーかつ効率的に行うことが可能です。
導入事例をご紹介します。海から空へ。MBクラッシャーで収益が上昇。
コストは大幅にダウン。
現場発生材を破砕*して、資材運搬コストをカット
ギニアの首都コナクリの港湾、年間取扱量約200万トンの重要コンテナターミナル。コンテナの移動や保管によりコンテナヤードの床版の劣化損傷が著しく、開発・拡張事業の一連として3億ドルが投入されたコンテナターミナルの再整備工事現場です。
目的:コンテナヤードの路盤の強化と整備のため、既設コンクリートブロックを取り除くこと。
ソリューション:バケットクラッシャーBF80.3導入。現場で使用している油圧ショベルに取り付けて、取り壊したコンクリートブロックをその場で砕き、0〜30mmのサイズに調整。そして、破砕材を下層路盤の上に敷き、優れた耐荷重性を有する質のよい上層路盤を作り上げました。作業に要したスペースは最小限。発生材の再資源化・再利用により大型工事車両の行き来の回避にも成功しました。
発生材の再資源化と同時に運搬を最小限に抑える
トリポリ。空爆により倒壊した空港施設のがれきを取り除く必要がありました。空港の運用に影響を及ぼさないように進めるのは必須です。また、改修工事が行われている香港の空港でも同様のニーズが発生しました。
目的:工事車両の使用を最小限に抑え、現場発生材をスピーディーに片付けること。
ソリューション:両方の現場にそれぞれ導入されたのは、バケットクラッシャーBF120.4。現場内の移動も楽々です。発生材を希望のサイズに破砕し、再生材は工事間で路盤材として再利用されました。資材購入コストと運搬コストの削減実現と同時に、建設廃棄物の再資源化による循環型社会の形成にも貢献。
限られたスペースで素早く作業する
アイルランドのダブリン港湾隣接区域。狭い路地を通らないと辿り着けない現場に破砕機を運び込むニーズが発生。
目的:資材運搬コストと管理コストの削減
ソリューション:バケットクラッシャーBF120.4を油圧ショベルに取り付けて、狭い路地を抜け、そのまま現場に楽々進入。
現場で発生した廃材をその場で破砕し、再資源化しました。再生材は8階建てビルの建設工事に有効活用。バケットクラッシャーで破砕することで、コストが生まれる廃材が再利用可能な資源に生まれ変わり、収益源となりました。
高精度の作業で廃棄物の発生量を最小限に抑える
国内海沿いの現場です。豪雨を伴う台風や津波、高潮、波浪による被害から地域住民の命や財産を守るため、海岸線に沿って災害対策が採られています。こちらの現場でも自然災害に備え、浸水被害を軽減するための安全性強化対策として、海岸堤防の嵩上げ工事が行われることになりました。
目的:嵩上げのために既設堤防のコンクリート表面を薄く削り取ると同時に廃棄物の発生量を最小限に抑えること。
ソリューション:正確な切削力を誇るツインヘッダーMB-R800を導入。既設堤防のコンクリート表面を薄く削り取り、ザラザラにして表面の滑り耐力を上げます。嵩上げのための新しいコンクリートが流し込まれた際に、摩擦力によって新材料が滑らないようにするための非常に重要な作業です。丁寧で精度の高い作業により廃棄物の発生量を最小限に抑えられます。
*廃棄物処理には許可が必要です。